サイトには品質スコアというものがあります。Googleなどの検索エンジンはそれぞれ独自のスコア基準を持っており、収集したサイトに対して品質スコアを付けています。
GoogleがWebページを判断するために使用する項目は200以上とされており、すべての基準で評価点以上を取れば品質スコアが高いページとして判断され、特定のキーワードで上位に表示されます。この評価点を解析し、Webページの評価点を上げるようにページを調整することをSEO(検索エンジン最適化)と言います。
Googleの評価点は先述したように、200以上の項目がありますが、すべて均等に重要という訳ではなく、スコアの低い項目もあれば、スコアの高い項目もあります。
200項目すべてに対して最適化ができればいいのですが、それだと 1ページの最適化に何ヶ月もかかってしまいます。そこで、200項目の中でも特にスコアが高く、しかも比較的簡単に実践できる6つの項目をご紹介します。
重複タイトルとは、サイト内ページで同じタイトルを使用ているページのことです。
SEOにとってタイトルはとても重要です。タイトルが空欄だったり、複数のページで同じタイトルになっているだけで、多くの見込み客を逃していることになります。
ウェブマスターツールの「最適化」→「HTMLの改善」で重複タイトルを確認することができます。重複タイトルが無いようにタイトルをページのテーマに合わせて個別に設定してください。
リンク切れは、ユーザビリティーを損なうだけでなく、サイトの信頼性も損ないます。
リンク切れが1つあるだけで、ユーザーは「このサイトは更新していないのだろうか?」「この会社は大丈夫だろうか?」と不安になりますしスコアも低くなりますので、リンク切れはないようにしてください。
リンク切れは、以下のサービスやソフトを使えば検査できます。
W3Cリンクチェッカー
http://validator.w3.org/checklink
リンク切れだけでなく、オプションで様々な調査が可能。
Website Explorer
http://www.umechando.com/webex/
リンク切れだけでなく、サイト全体をディレクトリ構造でダウンロードできたり、sitemap.xmlの生成も可能。
孤島発見器
http://hp.vector.co.jp/authors/VA014575/chicchi/kotou/readme.html
非常にシンプルなリンク切れツール。
リンク先ページが自分の知らない間に削除されていた場合もリンク切れが起きてしまいます。そのため、サイト内のページを削除する場合は、そのページに対してリンクが張られていないかをチェックした上で削除するか、削除したページにリダイレクトをかけて、404ページに誘導するか、任意のページに誘導するようにしてください。
「ページが存在しません」画面が表示されると、一気にユーザーはモチベーションが下がってしまいますので、特にここは気を遣うべきポイントです。
sitemap.xmlを用意していないサイトは、いますぐにsitemap.xmlを作成しましょう。また、sitemap.xmlは作成するだけでなく、ウェブマスターツールで申請することも忘れないでください。
Website Explorer
http://www.umechando.com/webex/
sitemap.xmlの生成に便利なソフト。
sitemap.xml Editor
http://www.sitemapxml.jp/
sitemap.xmlは、メモ帳などのテキストエディタで作成することもできますが、上記のようなウェブサービスが多数ありますので、活用してください。
また、sitemap.xmlは作成するだけでなく、ウェブマスターツールに申請することで、Googleに優先的にクロールされ、サイトの更新やSEOが短期間で確実に反映されます。
ウェブマスターツールの設定方法やsitemap.xmlの申請方法は、内部SEO実践マニュアルに詳しく書いていますので、ご参考にしてください。
ページ数が多いサイトほど検索結果で上位表示されやすいことは統計分析でも明らかになっていますが、質の低いページがサイト内に多数ある場合は、逆にサイトの品質スコアを落としてしまう結果になります。
サイト内のどんなページが”質が低い”ページかを判断するにはGoogleで「site:ドメイン」と検索後、最終ページを表示させれば分かります。
※「site:ドメイン」はドメイン内に含まれるページすべてを表示させる式です。
上の画像は、サイト全体で142ページGoogleにインデックスされているサイトですが、142以外にもインデックスされていないページがあることを意味しています。
これらのページはGoogleが”重要ではない”と判断したページで、その中にはサイト内に似たページが存在している場合やパラメータ付きのページなどが該当します。
「ここから再検索してください」をクリックしてすべてのページを表示させ、差分を取ることで質の低いページが抽出できます。
似たページが存在する場合は、コピーページとして認識される危険があるため、サイト内から削除するか、メタタグにnoindexを記述してGoogleにインデックスされないようにすると良いでしょう。
また、パラメータ付きのページがインデックスされている場合は、canonical属性を設定してオリジナルページへインデックスを一本化するようにしてください。canonical属性の設定方法は、内部SEO実践マニュアルに記載していますので、参考にしてください。
「相互リンクがSEOに良い」とされていたのは過去の話です。現在、上位表示目的のためだけの相互リンクはガイドライン違反になる危険がありますので注意してください。
Googleリンクプログラムについて
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=66356
上位表示目的ではない相互リンクでもGoogleに誤認されてしまう可能性があありますので、相互リンクは行わないようにしましょう。また、どうしても相互リンクをしなければならない場合は、リンクにnofollow属性を設定するようにしてください。
サイトの所有者や運営管理者の表示はユーザーに対しての最低限のマナーです。Googleは、サイトの運営者情報やプライバシーポリシーを設置するように推奨しています。ECサイトの場合は、所有者情報やプライバシーポリシーに加えて、商取引法の表記ページも必ず用意するようにしてください。
特に今後、モバイル検索ユーザー向けに接続IPアドレスやキャッシュなどからアクセスしたユーザーの位置情報をもとにローカライズした検索結果を表示する可能性がありますので、サイト内には必ず住所を目立つように配置するようにしてください。
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