昨年までは、”SEO=被リンク”と言ってもいいくらい、多くのウェブサイトが順位上昇目的で被リンクを買っていたため、ペンギン影響で日々頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
seoマスターは、サイト内部のSEOを最適化するため、被リンクでペナルティーを受けることはありませんが、外部対策中心のSEOを行なってきたサイトにおいては、リンクペナルティーは死活問題です。そこで、現時点(2013年4月)でGoogleがペナルティー対象と判断すると思われる被リンクの特徴についてまとめてみました。
Googleがペナルティー対象にする被リンクにはいくつかの条件があり、主に次に挙げるような被リンクは危ないので注意してください。
基本的な条件
・被リンク目的のためのページ(サイト)
・ワードサラダ
・すべてのアンカーが同じ
Googleは、順位を上げるために被リンクを購入したり、リンクファームと呼ばれるリンクサイトへの登録を禁止しています。そのため、当然ですが、被リンク目的のためのページやサイトからの被リンクはペナルティー対象となります。
ワードサラダとは、プログラムを使って生成した文章のことす。ワードサラダは、1日で数万ページ以上も被リンクページを作成することができるため、低コスト外部リンクとして一時期流行りましたが、当然このようなリンクをGoogleが”良し”とするはずもなく、もっとも重いペナルティーが課せられる被リンクとなりました。
今でも多くのワードサラダの被リンクを見ることがありますが、もし、ワードサラダのリンクを購入している場合は、1日も早くリンク削除することをお勧めします。
※自分のサイトの被リンクの正確な調べ方は、この後解説します。
次に問題となるリンクは、リンク元ページのすべてのアンカーテキストがSEOキーワード入りの”同じテキスト”であることです。
Googleは、ページをインデックスする際にリンクを辿って収集するため、あるページに向かっているアンカーテキストがすべて同じだと、違和感があり過ぎてすぐにGoogleに見つかってしまいます。
自然発生したリンクは、アンカーテキストがURLの場合もあれば、サイト名、関連したキーワードなど、一様にバラけるのが普通ですから、アンカーテキストがすべて同じという時点で作為的なものをGoogleに印象付ける結果となります。
上記に挙げたような条件をもとに被リンク元ページを確認するわけですが、リンク元が数千ページ、数万ページもある場合は調査前から気が萎えてしまいます。そこで、ある程度機械的に調べることができるGoogleペナルティー対象となる可能性の高い被リンクページの基準を説明します。
危ない被リンクの判断基準
1.Googleにインデックスされていない
2.日本語以外の言語で書かれたページ
3.外部ドメインへの発リンクが全体の30%以上ある
ペナルティーを受けている、もしくは、Googleが「価値がない」と判断したページはインデックスから削除されます。そこで、被リンクのURLがGoogleにインデックされているかどうかを調べることでペナルティーを受けている(価値が低い)被リンクページを見つけることができます。
見つけ方は、Googleの検索で被リンクページのURを検索して検索結果に出てこない場合、インデックスされていないと判断できます。
日本の場合、おそらく99%のサイトは国内をターゲットにしています。そのため、海外の言語で書かれているページからリンクを受けることは作為的なものと考えていいと思います。
特に、10年近く前は海外の格安のリンク販売が横行した時代がありましたので、その時に購入したリンクがそのまま残っている場合は、すぐに削除する(削除申請する)ことをお勧めします。日本語以外の言語で書かれているページの見分け方は、残念ながらページを直接見て判断するしかありません。
リンク会社がクライアントの被リンクを作為的に行う場合、複数のクライアントの被リンクを1ページに集めたリンク集のようなページを作成するか、ワードサラダで生成したページに少数のクライアントのリンクを設置するかの2通りしかできません。これは、1クライアントの1被リンクのためだけに手作りのページを作成していたのではコスト的に合わないからです。そのため、作為的に作成したページは、外部ドメインに張られているリンクが全体のバランスに対して多くなります。
seoマスターのチューニング機能にはリンクバランスを調査する機能が付いています。URLとキーワード(この場合は何でもOK)を入力するとページ内部のサイト内リンク数とサイト外リンク数、両方のバランス(割合%)が表示されます。
外部ドメインの割合が、全体の30%を超えている場合は価値のないリンクの可能性が高いため、リンクリストから削除することをお勧めします。また、一見リンクページに見えないものでも、ソース内にサイト外リンクを隠しているページのありますので、ページを目視するだけでなく、seoマスターのような正確な調査が必要です。
ちなみに、seoマスターの「オプション」→「採点項目」で発リンク以外をオフに設定するとリンクバランスの調査のみ実行されるので表示までの時間も短時間ですみます。
また、外部リンクの割合が30%未満でも外部リンク数が非常に多い(大体20本以上)と不自然なページとして判断される可能性がありますので、外部リンク数もチェックするべきです。
さらに、最近ではjavascriptで内にリンクを記述してページ内に大量の発リンクを設置している場合もあります。
Googleはjavascript内を読まないと言ってますので、リンク元ページがペナルティー対象とならないための対策なのでしょうが、そもそもGoogleが読まないjavascript内にリンクを記述しても被リンクとして意味をなさないでしょうし、また、javascriptを読んでいるとしても作為的なリンクページとして判断されるので意味のない対策と言えます。
ページの被リンクを調べる方法はいくつかありますが、もっとも正確な被リンクリストを入手するにはウェブマスターツールを使います。
ウェブマスターツールにログインして「トラフィック」→「サイトへのリンク」画面を表示します。
「最新のリンクをダウンロードする」をクリックするとCSV形式で被リンクリストがダウンロードできますのでエクセルなどで確認することができます。
ここまでペナルティー対象となる被リンクや価値の低いリンクの条件や判断基準に付いてお話ししてきましたが、その逆、つまり、価値のあるリンクを見つけるにはどのようにすれば良いのでしょうか?
一般的に自然に張られたリンク(ナチュラルリンク)は価値があるリンクとして考えられます。さらに、同じテーマで書かれているページからのリンクやオーソリティーの高いページからのリンクも同様に価値が高いリンクとされています。しかし、私が思う“Googleが価値が高い”と判断しているリンクは、”実際にユーザーを誘導しているリンク”と考えています。
アクセス解析(図はGooogleアナリティクス)のリファラーを見ると、実際にユーザーを誘導したリンク元が表示されます。※期間は最低でも直近3ヶ月以上で計測するようにしてください。
被リンクを目的に作為的に生成されたページからは絶対にユーザーはリンクをクリックして辿ってきません(そもそも、そのページにアクセスがない)が、価値の高いページは多くの人に見られている可能性が高く、その分、興味のあるユーザーにリンクをクリックされる可能性も高くなります。
単に”リンクがある”だけでなく、”実際にユーザーが遷移している”リンクこそもっとも価値が高い被リンクと言えると思います。
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