通常Wixで作成されたページは、HTMLソースを確認していただくとわかるのですがページ内の内容についてはすべてJavaScriptで出力されるようになっております。JavaScriptで書かれたウェブページに対して、Googleは、「ウェブマスター向けガイドライン」で下記のように発表しています。
(技術に関するガイドラインより抜粋)
Lynx などのテキスト ブラウザを使用して、サイトを確認します(ほとんどの検索エンジンのスパイダーには Lynx で見えるようにサイトが映ります)。JavaScript、Cookie、セッション ID、フレーム、DHTML、Flash などの特殊な機能が使用されているためにサイトの一部がテキスト ブラウザで表示されない場合、検索エンジンのスパイダーがサイトをうまくクロールできない可能性があります。
参考資料:http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=35769#2
通常上記の理由からHTML内の重要なコンテンツなどがJavaScriptで書かれていると検索エンジンクローラーがうまく巡回できないため、内部SEOには不利になるのですが、wixでは「?_escaped_fragment_=(エスケープフラグメント)」を利用した方法によって、JavaScriptで書かれたページとは別個に検索エンジン向けのページを表示して検索エンジンクローラーが適切に巡回できるようになっています。
(ただし、この方法は今後クローラーの進化や代替的手段によって変更される可能性も強いため、SEOを考える意味合いでは、現状は大丈夫な場合でも、検索エンジンのクローラーの仕様変更に備えて、将来的な変更に対してウェブサイトの設計がそれに対応できる柔軟な設計などでない限り、JavaScriptでページ内の重要なコンテンツを表示するのはお勧めできません。)
上記でも記載したとおり、wixでは「?_escaped_fragment_=(エスケープフラグメント)」を利用した方法によって、JavaScriptで書かれたページとは別個に検索エンジン向けのページを表示して対応させることができます。
その確認方法は簡単です。
下記のようなアドレスの場合、サイトの末尾にエスケープフラグメントを付加させることで、検索エンジンクローラー用のページを表示することができます。
Wixでは、ヘッダー内のmeta情報にて「meta name=”fragment” content=”!”」が指定されており、これにより検索エンジンクローラーがこのページがJavascriptで内容が記載されていることを判別して、エスケープフラグメントを付加した形で再度ページの読み込みを試みます。ですので、Wixでは、基本的にこのエスケープフラグメントを付加したURLをseoマスター上で編集していく形式で進めていきます。
Wixでは、ページ毎にタイトル・メタディスクリプション・メタキーワードの設定が可能です。
左上の「ページ」アイコンをクリックすると、ページの一覧が表示されます。修正を行いたいページを選択し、ボックスの下部にある「設定とSEO」をクリックすると、設定画面が表示されます。
JavaScriptで書き出されるため、HTMLソースを確認することができませんが、Googleのクローラーは、こちらで設定した内容を検索結果に採用しているようです。
また、実際のHTMLソースには、「設定>SEO(Google)」の「サイトタイトル」「サイトの概要」「キーワード」が、タイトルやメタ情報として出力されています。
(※2013年5月xx日現在)
Wixでは、ページ毎に見出しタグ(H1~H6)を自由に設定することができます。
左上から3番目の「追加」ボタンをクリックすると、追加できるパーツの一覧が表示されますので「テキスト」をクリックします。次に、「タイトル」をクリックします。
編集画面上に、テキスト入力枠が追加されます。テキスト枠をクリックして「テキストの編集」を選択すると、その上に文字のスタイルを設定する編集メニューが表示されます。
スタイル編集メニュー左上の「スタイルの変更」より、タイトル(H1)、ページタイトル(H2)、ヘッディング(H3)等といった見出しの種類を選択することができます。
「全ページに表示」チェックボックスを使用して、共通項目として使用することもできます。
SEO対策としましては、見出しタグはページ毎に個別に設定されることをおすすめしますが、デザインの関係上難しい場合などは、こちらの機能が便利です。
画像をクリックすると、ポップアップが表示されますので、「設定」をクリックします。
「画像の設定」ポップアップの中の「代替テキスト(オプション)」が、alt属性に当たります。画像ごとに適切な文字列を設定しましょう。
修正内容を実際のウェブサイトに反映するためには、「公開」ボタンをクリックする必要があります。
Wixではエスケープフラグメントを利用して別途検索エンジンクローラー側に専用のページを用意してSEO対策を行うことができますが、エスケープフラグメントを利用していないJavaScriptで書かれたページなどの場合、本ページの最初でご紹介したとおり、JavaScriptの記述方法によってはクローラーが正しく巡回ができない場合があります。
また、別途JavaScriptを利用したページの場合で、JavaScriptの処理が行われた後のHTMLソースを確認したい場合、デベロッパーツールを使用して取得することができます。これらのツールを利用することにより、すべての内容を反映することは難しいですが、キーワードのバランスを確認したり、タイトルやメタ情報を調整するのに役立てることができます。
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